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落語の中で、怪異談と言えば、このネタになるでしょう。気持ち悪いネタと嫌う方も居られますが、人情味豊かで、良い仕上がりになっていると思います。

東京落語では、「大工調べ」という演題。寄席や落語会で頻繁に上演されていますが、上方落語では、珍品扱いになっています。大抵、前半だけの上演。さて、今回は如何でしょうか？

打飼は、鉄砲の薬莢（やっきょう）入れで、ポーチのような使い方をしていたみたいです。東京落語に移植され、「夏泥」という演題になりました。最近、上演する噺家が増えたネタの一つと言えましょう。

巧妙な手段で、一大事を収めるという、落語的トリックを楽しんでいただきます。

上方落語の名人二代目桂三木助から、東京落語の八代目林家正蔵が習い、再び、上方落語の先代（三代目）桂文我に教えたという、上方と東京を行きつ戻りつした、ユニークなネタです。

幕末から明治中期まで、東京落語界の大立者として君臨した三遊亭圓朝が、イタリアオペラを焼き直したネタとも、グリム童話が原話とも言われています。

この落語は、同じ演題で、二つのネタがあります。何方にしても、艶っぽい内容。艶笑落語のジャンルに入れられるでしょう。令和の今日では、上演されることは稀になりましたが、とても洒落た内容だと思います。

戦後、貴重な落語を後輩に伝えた、初代橘ノ圓都が十八番にしていた落語です。浄瑠璃好きだっただけに、浄瑠璃の出て来るネタを好んで上演したことで、辛うじて、この落語も伝えられました。

噺家の学芸会を見ていただくような落語ですが、工夫によれば、他のネタより、楽しさの効果が上がるのではないでしょうか。ハメモノ（お囃子入り）の、賑やかで、派手なネタを、お楽しみ下さいませ。

東京落語では、「錦の袈裟」という演題で、寄席や落語会で頻繁に上演されますが、上方落語では、珍品の一つに数えられています。

恐らく、日本むかし話から転用されたネタでしょう。ろうろくを食べること自体、気持ちの良いことではありませんが、それを滑稽に演じてこそ、落語の面目躍如。

日本で一番古い文学書歴史書とも言える『古事記』の中から、八岐大蛇の部分を取り出し、落語仕立てにしたネタです。

「猫間川寄席」の雰囲気を、そのままで！約15年間、大阪玉造さんくすホールで、毎月開催されている「猫間川寄席」での、四代目桂文我の口演を収録した落語集。

上演内容。幕末にヨーロッパで生まれ数奇な運命に誘われて日本を訪れた後、各地に残る民話から怪異談を纏めて出版した小泉八雲。

上方落語と上方講談の中で、ガッチリと腰を据えた演題、笑えるネタを、桂文我と旭堂南湖が一生懸命演じました。「特別対談」では、アッと驚く逸話や、ここだけの話が笑いを誘います。上方古典芸能の神髄がここに集まれり。ライブの真骨頂ここにあり。

「猫間川寄席」の雰囲気を、そのままで！約15年間、大阪玉造さんくすホールで、毎月開催されている「猫間川寄席」での、四代目桂文我の口演を収録した落語集。

「スタジオ録音の怪異談」 四代目 桂文我。スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも多くあり…