Épisodes

  • 感覚をメンテナンスするという思想──アルゴリズム時代を生き抜く直感のデザイン
    Dec 13 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    "It’s not information overload. It’s filter failure." — Clay Shirky
    情報過多ではない。フィルター機能の失敗だ。

    この言葉に、私は強く共感します。
    私たちは「情報が多すぎる」と感じながらも、実際には“どの情報を通すか”の判断力を失っているだけかもしれません。問題は量ではなく、流れ方のデザインなのです。

    情報の洪水の中で何を拾い、何を手放すか
    ——そのプロセスこそが、現代人に最も必要な「知のスキル」だと感じます。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251109

    Afficher plus Afficher moins
    12 min
  • 戻れる人は強い──黄色信号から始まる再構築の知
    Dec 12 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    「分からないことが分からない」
    ──この感覚に出会ったことはありますか?

    学生の頃、先生に「どこが分からないの?」と聞かれて、うまく言葉にできなかったあの瞬間。あれがまさに、僕の言う“黄色信号”の始まりです。

    僕にとって「分からないことが分からない」という状態は、ただの迷子ではありません。それは、立ち止まるべきサインなんです。進んではいけない。けれど、止まることで見えてくるものがある。だからこそ「黄色信号」という表現を選びました。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251108

    Afficher plus Afficher moins
    7 min
  • 「昨日の論理を越えて」──AI時代における“価値”と“前提”の再設計
    Dec 11 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    ピーター・ドラッカーの言葉に、こんな一節があります。

    “The greatest danger in times of turbulence is not the turbulence—it is to act with yesterday’s logic.”
    激動の時代の最大の危険は、激動そのものではない。昨日の論理で動くことだ。

    AIという激しい波の中で、私たちは「変化を読む」ことばかりに気を取られがちです。でも本当に大切なのは、「変化をどう読むか」という思考そのものの更新速度なのではないでしょうか。

    ドラッカーが語る“昨日の論理”とは、過去の成功体験や常識をそのまま未来に持ち込む危うさです。AIのように、技術が前提を根こそぎ変えてしまう時代には、昨日の成功法則が今日の足かせになる。だからこそ、私たちは「思考のアップデート」を日常の営みとして持たねばならないと感じます。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251107

    Afficher plus Afficher moins
    24 min
  • 平等とは、相手に合わせて伝えること──“伝わったつもり”を超えるコミュニケーション論
    Dec 10 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    「伝わったつもり」。

    この言葉は、僕の中でずっと残り続けているテーマです。以前の僕は、“伝えること”そのものが目的だと思っていました。だから、説明しても理解されないとき、「相手の理解力が足りない」と感じてしまうことが多かった。自分では誠実に伝えているつもりなのに、なぜか誤解されたり、冷たく返されたり。そのたびに「なんでわかってもらえないんだろう」と心の中で呟いていました。

    けれど、今になって思うのです。あのとき伝わらなかったのは、相手のせいではなく、僕の“伝わり方の設計”が未完成だったからなんだと。

    言葉の表面だけを磨くのではなく、相手の世界の中でどう意味が立ち上がるか——その構造を考えることが、コミュニケーションには欠かせないのだと気づきました。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251106

    Afficher plus Afficher moins
    20 min
  • 知らない前提で生きる——ポパー的謙虚さと“山下り”の知
    Dec 7 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    「知っていることしか起きない人生」——そう考えると、なんだか窮屈に感じませんか?

    私たちはつい、「知ること」を積み上げる方向で捉えがちです。けれど、哲学者カール・ポパーの言葉に出会ったとき、私はその前提がやさしく崩れていくのを感じました。

    「私たちの知は有限だが、無知は必然的に無限である。」

    これは、「知識とは完成ではなく、更新である」という宣言です。知ることの本質は“誤りを修正し続ける”プロセスにある。つまり、「知らない」ことを前提に世界と関わることこそ、知の態度なのです。

    この考え方に出会ってから、私は「わかる」より「わからない」を楽しむようになりました。誰かの話を聞くときも、企画を立てるときも、「自分の理解がどこで止まっているか」に意識を向ける。そうすると、不思議と人との関係もやわらかくなり、アイデアも伸びやかに広がっていくんです。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251105

    Afficher plus Afficher moins
    13 min
  • 感性駆動ロジック──直感で始め、論理でひらく思考法
    Dec 6 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    「論理は証明のため、直観は発見のためにある」
    ――数学者アンリ・ポアンカレの言葉です。

    この一文を初めて読んだとき、僕は強い共鳴を覚えました。なぜなら、自分のあらゆる行動や決断の中で、まさにこのバランスを意識してきたからです。直感で始め、論理で確かめる。その循環こそが、僕の創造の原動力になっていると感じています。

    この考え方を深めていくと、「直感と論理」は対立するものではなく、むしろ互いを高め合う“二重螺旋”のような関係にあると気づきます。この記事では、その具体的な構造と実践の形を掘り下げていきたいと思います。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251104

    Afficher plus Afficher moins
    6 min
  • 深く掘るより、違う場所を掘るという思考法
    Dec 5 2025

    こんにちは、おぐりんです。

    エドワード・デ・ボノの言葉に、こんな一節があります。

    "You cannot dig a hole in a different place by digging the same hole deeper."
    同じ穴を深く掘っても、別の場所にはたどり着けない。

    これは「発想の水平移動」という考え方を象徴する一文です。私たちはつい、今ある問題を“より深く掘る”ことで解決しようとします。けれど、どんなに深く掘っても、それは同じ地層の中。新しい景色には出会えません。むしろ、掘れば掘るほど視界は狭まり、光が届かなくなっていくような感覚すら覚えることがあります。

    だからこそ必要なのが、「深掘り」ではなく「移動」──発想を横にずらすということなのです。水平に動くという行為は、逃げではなく再構築。自分の思考を“別の文脈”に置き直してみる勇気です。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20251103

    Afficher plus Afficher moins
    7 min
  • 観察ではなく洞察で未来をデザインする
    Dec 4 2025

    んにちは、おぐりんです。

    ヘンリー・フォードの言葉として知られる有名なフレーズがあります。

    “If I had asked people what they wanted, they would have said faster horses.”
    人々に望みを聞いたら、もっと速い馬と言っただろう。

    この言葉が実際にフォード本人の発言かどうかは定かではありません。
    けれど、この一文が示す本質──「観察ではなく洞察で未来をつくる」という考え方には、深く共感します。なぜなら、ここには“イノベーションとは何か”という根源的な問いが隠れているからです。未来をつくる人たちは、常に「人が気づいていないこと」に光を当てています。

    観察が過去を写す行為だとすれば、洞察は未来を予感する行為。
    そこにこそ創造の源泉があります。




    Afficher plus Afficher moins
    15 min